高齢者の年金生活と生活保護
- ikasogooffice
- 11月19日
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更新日:2 日前
最近、youtubeで60代から80代の方々に「受給年金」に関してインタビューして現状を訴える若手の記事をよく見ます。
保険料納付をサボっていた…自営業者だから国民年金保険料以外何ら対策を取っていなかった…このような場合いかに老後の生活が辛くなるか赤裸々に報告されています。
ところで、生活保護を受ければいいさと軽く思っている方々、安易に達成できないこと、給付されても厳しい管理下に置かれること肝に銘じておかなければなりません。持ち家、扶養可能な親族の存在、車等、財産又は財産に準じたスポンサー的存在があると生活保護は認められません。
つまり、市区町村が、「この人は全く稼げない、金銭を貰えない、財産を持っていない」状態だと認定して、初めて生活保護給付を受けることができます。
例えば、宝くじに当たった、年金受給中の親と同居になったなどは支給停止となる可能性が高いのです。正確には、入る「収入ー生活保護費」が0以上だと停止です。そして、意外なのが養育費を受取っているシングルマザ-(ファザ-)ですが、生活保護費を受けている場合、その生活保護費から養育費分が減額となるのです。
となると、例えば、生活保護費が月11万円、年金が月7万円だと、上記にある「財産的存在」が有ると生活保護費が出ないが、「財産的存在」が無いと差額分4万円の支給の可能性があることとなります。そして、生活保護費を受けていて労働すると、得た賃金分減額となります。
なので、市営・都営アパートに住み、年金を貰いながら生活保護費を受給しているとMAX生活保護費となり、収入によっては支給停止・市営・都営アパート退去となるため、自力で生活する意欲が消えてしまいます。
子供のための様々な給付金よりも、働く意欲を削ってしまう「老後対策」を何とかする方が、国の予算立て直しの一助となるような気がします。



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